【坂倉新兵衛】は山口県長門市深川の萩焼窯元・坂倉家の当主が代々襲名している名前です。江戸時代初期、毛利輝元の命により、李氏朝鮮の陶工である李兄弟の兄・李勺光が萩城下で御用窯を築いたのを始まりとします。
そして、明治後期に跡を継いだ十二代坂倉新兵衛は無形文化財保持者となり萩焼を全国に広め、中興の祖と呼ばれました。昭和35年に14代をついだ坂倉新兵衛も「日本現代陶芸展」や「日本伝統工芸展」などで長く活躍し、とても人気が高い茶道具作家でした。お家元の箱書きのついたお茶碗なども多く見られます。当代15代坂倉新兵衛は、1972年に東京藝術大学を卒業した後、1978年に十五代を襲名し、その後も日本工芸会理事の就任など多方面で活躍されております。15代新兵衛は技術の高さに定評があり、その作品には使いやすくまた取り合わせもしやすい萩茶碗など、茶陶作家としての一面がうかがえるものから、非常に存在感のある花器など優れた造形感覚が伝わってくる作品などがあります。
萩焼といえば土味、釉肌の柔らかさと温かみが見どころであり、使えば使うほど味わいが深くなると言われています。その特徴が十分に楽しめるのが坂倉新兵衛の萩焼ともいえますね。
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